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株式優待や配当をゲットするために重要なポイントとなる権利付最終日や権利確定日。
過去に当サイトでも取り上げてきましたが、あなたはもうバッチリですよね!?
しかし、どうやらこのあたりがちょっと変更になるようです。
知らないと損をする可能性大なので、今回はこの変更点について解説していきます! (`・Θ・´)
目次
株の受渡日が変更に!…それってどういうこと?
2019年の7月16日(火)の約定より、株の受渡日、つまり決済日が変更になります。
私たちが日ごろ株取引をして購入した株や売却した株は、取引したその日(約定日)のうちに株やお金が移動するわけではありません。
今までは、取引した日の3営業日後に株やお金の受渡がされました。
この取引と決済のズレにより、権利付最終日と権利確定日を理解している必要があるのです。
(権利付最終日と権利確定日の関係についてはこちらに詳しくまとめています。参考にして下さいね。)
今回の変更は、この取引から受渡までにかかる営業日が一日早くなり、2営業日後になるというものです。
これは、投資家の未決済残高を減らし、決済リスクを低減させることがねらいとのこと。
上記の表にまとめたように、この変更は2019年7月16日が約定日のものから適用されます。
それ以前の約定日のものは、従来通り3営業日後が受渡日です。
対象なのは株だけ?外国株や投資信託は?
今回の変更の対象になるのは、上場株式、上場ETF、上場REIT、信用取引、単元未満株、外国株、外国債券などですが、一部対象外もあります。
また、国内債券や投資信託は今回は対象外ですが、国内債券については2020年に変更が予定されているとのことです。
今回の変更時期も当初は4月~5月に予定されていましたが、実際は7月からとなりました。
来年のものに関しても変更があるかもしれません。続報を待ちたいと思います!
ちなみに海外(アメリカ、欧州等)の主な市場は、既に取引の2営業日後に受渡になっているそうですよ。
株主優待や配当はどうなるの?いつまでに取引すればいいの?
今回の変更で特に気を付けないといけないのが、株主優待や配当などの権利取りです。
権利付最終日というのは権利確定日から3営業日逆算した日のことですので、今回の短縮により今後は2営業日逆算したものになります。
つまり、今回動くのは権利付最終日であって、権利確定日は動かないのです。
権利確定日が早まる訳ではありませんので要注意です!
この表は月末最終営業日に権利確定日が来る株の場合のシミュレーションですが、株の中には権利確定日が15日や20日などとちょっと珍しいものもあります。
そういった場合でも「権利付最終日の2営業日後が権利確定日」というのは変わりませんので、もしも株主優待や配当狙いで買いたい株の権利確定日が月のなかばの場合は、権利付最終日を忘れないように気を付けていてくださいね。
権利落ち日に気を付けて!
また、重ねて気を付けておきたいのが権利落ち日です。
権利付最終日に株を持ってさえいれば、権利付最終日の翌日である権利落ち日に株を売却したとしても、株主優待や配当をもらう権利を得ることができます。
これは、権利付最終日に株を保有する=株主名簿に名前が載る という状態になったからです。
今回、権利確定日から逆算して2営業日前が権利付最終日になりますが、今までの制度でいけばこの日は権利落ち日…。
「権利落ち日だからいいよね、と株を売ったら、実は去年と違ってその日が権利付最終日だった!」
…なんてことにならないよう、注意してください!!
決済日と受渡日、権利付最終日と権利確定日の変更【まとめ】
今回は2019年7月16日から始まる制度の変更についてまとめました。
通常の売買では特に大きな影響はないかもしれませんが、優待取りや配当取りの場合は気を付けておきたいところです。
・決済して受渡されるまでの日数が1営業日短縮される(3営業日後→2営業日後)
・それにより、優待や配当の権利付最終日が以前より1日遅くなる(その日は以前までは権利落ち日)
・権利確定日が早まる訳ではない(変わらず)
特に、間に営業日ではない土日や祝日を挟むと余計間違いやすくなりますので、変更に慣れるまでは「いつまでに株を購入すればいいか」「いつなら売っても大丈夫か」を落ち着いて確認するようにしてくださいね。
管理人かっぱ個人としては、権利落ち日を間違えたというミスを自分でもやらかしそうだなあ…と心配しています。
権利落ち日と思って権利付確定日に株を売っちゃったら…ほんとその1日でパァですもんね(´・Θ・`)泣くに泣けない…
自分でも気を付けるために、今回もしっかりとまとめてみましたよ!
また新しい情報が入ったらお知らせしますね。
次回も是非読んでください!(`・Θ・´)ノシ