あなたは、株の配当を受け取るときに、権利という言葉が出てきて混乱したことはありませんか?
実は、配当を受け取るにあたり、権利って結構大事なことなのです。
今日は、株の配当と権利について、解説していきます(^Θ^)
株の配当がほしい!その月の権利確定の銘柄を探そう
配当を受け取るためには、配当がもらえる株を持っている必要があり、その株の決算月の月末付近に受け取る権利が発生します。
株の情報サイトや証券会社のサイトなどで、決算を迎える銘柄がピックアップされていることもあるので、それで銘柄をチェックするのも方法です。
ただし、配当はその会社の業績に左右されるものですので、前回配当があったから今年も絶対ある、という訳ではありません。
もちろん、業績が良かったり、創立〇〇周年記念などの記念配当が上乗せされて配当金が上がることもありますが、一転して無配ということも考えられないことではありません。
まめに情報はチェックするようにしたいですね。
また、株によっては年に1回の配当(期末配当)以外に、中間配当が受け取れる場合もあります。
そうなると、次の項目で解説する条件を満たせば、年に2回配当が受け取れるということになります。
株の配当を受け取る!権利確定日に注意!
例えばあなたが配当を受け取るために株を買いたい場合、どうすればいいのでしょうか?
そのためには、株を買う前に権利確定日と権利付最終日を詳しく知っておく必要があります。
権利確定日とは、「3営業日前(=権利付最終日)に株を持っていた人を、株主優待や配当などの権利がもらえる人の名簿に載せておきます」という日です。
じゃあ権利確定日までに株を買って持っていれば、配当がもらえるのね!
・・・という訳ではないのです!
この名簿に名前が載るには、権利確定日の3営業日前(=権利付最終日)に株を持っていることが条件で、権利確定日まで株を持ち続けていることが条件ではありません。
つまり、権利付最終日に株を買うと権利が得られますが、逆に言えば、権利確定日に株を買っても、時すでに遅し・・・
権利確定日と権利付最終日は別物です。ややこしいですが、権利付最終日に株を持っていることが、配当を受け取る絶対条件なのです。
なお、この権利確定日は月によって異なります。銘柄によっても異なることもあるようですので、証券会社や株の情報サイトでチェックしてみて下さい。
実際に配当金が受け取れるのは、権利が確定してから約2~3か月後に行われる株主総会の後ですので、気長に待ちましょう(`・Θ・)ノ
株の配当をもらうときには、権利落ち日をしっかり確認!
株の配当をもらうには、「権利確定日の3営業日前である権利付最終日までに株を持っていることが条件である」というお話しをしましたが、権利付最終日の後はどうなるのでしょうか。
実はこの権利付最終日の翌営業日のことを、権利落ち日と呼びます。
優待や配当などの権利を得るには、権利付最終日に株を持っていることが条件で、権利付最終日から権利確定日まで株を持ち続けることを条件としていません。
つまり、権利付最終日の翌営業日である権利落ち日以降に株を売却しても、配当を受け取ることができるということです。
「株を売ったら配当がもらえなくなるんじゃないか?」とビクビクしていたなら、安心してくださいね。
気を付けたいのは、権利落ち日は一般的に株価が下がる傾向にあることです。
その仕組みと権利落ち日については、こちらで解説しています。
株の配当と権利の大事な関係【まとめ】
株の配当と権利についてまとめてきましたが、いかがでしたか?
・決算月を迎える銘柄を探すには、情報サイトや証券会社のサイトを使うと便利
・権利確定日の3営業日前である権利付最終日に株を持っているのが配当を受け取るための条件で、たとえ権利確定日だけ株を持っていても配当は受け取れない
・権利付最終日に株を保有し、翌営業日の権利落ち日は株を手放しても、配当は受け取れる
ということが分かりましたね。
権利確定日と権利付最終日がややこしいですが、とても大事なところなので是非覚えておいて下さいね。
管理人かっぱも、株を始めたばかりの頃、間違えて権利付最終日に株を売ってしまって配当が得られなかったことがありました。゚(゚´Θ`゚)゚。
何事も経験だ、と思うようにしましたが、やっぱり悔しいですね・・・
株の配当と権利について知りたいあなたが、こんなことにならないように頑張ってまとめました。
少しでも疑問が解決できたならうれしいです。
今回も読んで頂きありがとうございました!また次回も読んでくださいね!(・Θ・)ノシ