株の配当に税金ってかかるの?もしかかるなら、どうやって納めるの?

株 配当 税金
あなたは、株の配当って特になにも考えず、ふつうに受け取っておしまいだと思っていませんか?また、配当に税金がかかるという話を耳にして、驚いたことはありませんか?

株の配当に税金ってかかるの?納めないとどうなるの!?と不安になりますよね(゜Θ゜;)

今日は、株の配当と税金について、解説していきます!

そもそも、株の配当に税金はかかるの?

株の配当が出ると、「やったーおこづかいだ~∩(・ω・)∩」と嬉しくなりますね。
でも、その配当、実は税金がかかっているのです。

税金がかかるとなると、「え、今まで配当の税金なんて納めてたっけ・・・?」と心配になりますね。税金を納めにいった記憶なんてないぞ!?まさか脱税!?と不安にも・・・!

でもまずは落ち着いて下さい。

あなたがどんな種類の株の口座を開設しているかで、自分で税金を納める場合と、そうでない場合があるのです。

もしあなたが特定口座(源泉徴収あり)を開設していれば、基本的に改めて株の配当の税金を納める必要はありません。それ以外の特定口座(源泉徴収なし)一般口座の場合は、自分で税金を計算して税金を納める必要があります。

株の配当の税金、手間を掛けたくない!特定口座ってなんだ?

特定口座というのは2種類あって、源泉徴収ありのものと源泉徴収なしのものがあります。

このうち、特定口座(源泉徴収あり)についてですが、
証券会社から発行される、配当に関してのお知らせや収支報告書を見ると、「源泉徴収税額(所得税)」や「配当割額(住民税)」と書かれています。

株 配当 税金

これが、株の配当にかかる税金ですが、配当金が手元に入ってきた時には既に税金が差し引かれています。

このように、自動的に税金が差し引かれて自分で納税する手間がかかりにくいのが、特定口座(源泉徴収あり)です。

配当にかかる税金だけでなく、株の売却益にかかる税金も、証券会社のほうで自動的に差し引かれて納付されます。
税金に関してはこれで完結なので、確定申告をしなければならない、ということもありません。

これなら株の税金に関しては、自分でいちいち税金を納めに行く手間がかかりませんね。

株の初心者や、確定申告や納税の手間をなるべくなくしたい場合は、特定口座(源泉徴収あり)がオススメです。

特定口座(源泉徴収あり)でも、確定申告をすると株の配当の税金が還付になる場合も

確定申告は不要というお話しをしましたが、不要であるだけで、できない訳ではありません。
むしろ、場合によっては確定申告をしたほうが有利になることもあります。

特定口座(源泉徴収あり)の場合、確定申告すると、結果的に税金の過払いになっていて還付される(払いすぎた税金が返ってくる)、というケースもあります。

確定申告によって有利になるには、もらっているお給料の金額だったり夫の扶養に入っている場合だったり・・・と条件がいろいろあります。

詳しくはこちらにもまとめましたが、ちょっと難しいので、あわせて国税庁のサイトなどでも確認してみて下さい。

株の配当の税金を自分で納めなければいけない口座は?確定申告も必要?

続いて、配当の税金を自分で納める必要のある、特定口座(源泉徴収なし)一般口座についてです。

特定口座(源泉徴収なし)と一般口座は、特定口座(源泉徴収あり)の口座と違って、税金が自動的に差し引かれることはありません。

源泉徴収ありなしに関わらず、特定口座の場合は「年間収支報告書」という、口座ごとの1年間の収支や税金についてまとめた報告書が証券会社から発行されます。

しかし一般口座の場合は、年間収支報告書が発行されません。別途、計算明細書を自分で作成する必要があります。

配当や株の売却益が一定以上ある場合は、この年間収支報告書や計算明細書を元にして、確定申告をした上で税金を納付する必要があります。

特定口座(源泉徴収なし)のメリットってなに?

株 配当 税金

ここまで分かると、「じゃあ特定口座(源泉徴収あり)の方が便利じゃん!」という疑問がわくかもしれません。
でもちゃんと特定口座(源泉徴収なし)のメリットもあります。

それは、源泉徴収されない(=税金が差し引かれない)から、資金を目いっぱい活用できるということです。

売却益や配当から税金が差し引かれないので、源泉徴収された場合と比較して、資金を動かすのに余裕が出やすいです。
でも売却や配当で一定以上の益になれば、もちろん確定申告と納税は必要です。

特定口座(源泉徴収あり)に変更するには

株 配当 税金
現在、特定口座(源泉徴収なし)を利用していて、「やっぱり源泉徴収されたほうが便利でいいなあ」と思った場合、特定口座の区分(源泉徴収ありなし)の変更をすることができます。

証券会社によって手順・方法は異なりますが、一度でも株の取引や配当の受け取りをしてしまうと、その年は区分を変更できないこともありますので、変更するタイミングには注意してください。

また、一般口座から特定口座へは、変更ではなく新規に特定口座を開設する扱いになることが多いようです。

詳しくは、口座を開設している証券会社へ確認してみてください。

株の配当と税金について【まとめ】

株の配当と税金についてまとめてきましたが、いかがでしたか?

・株の配当には税金がかかる
・特定口座(源泉徴収あり)は、改めて税金を納める手間がかかりにくい
・特定口座(源泉徴収あり)でも、確定申告をすると有利になる場合もある
・特定口座(源泉徴収なし)と一般口座は、自分で納税と確定申告をしなければいけない

ということが分かりましたね。

管理人かっぱは、株の口座は特定口座(源泉徴収あり)で開設して取引しています。
税金の計算の手間が省けるので、とっても便利ですね。

株の配当に税金がかかってるって、よ~~く見なければ分からないことだと思いますが、今回のまとめで「そうだったのか!」と疑問が解決できたなら嬉しいです。

また次回も読んでくださいね!(^Θ^)ノシ

 

執筆者 かっぱ

コメントを残す

CAPTCHA