ジャスダック(JASDAQ)ってなんだろう?ジャスダックについて分かりやすく解説!

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ジャスダック
あなたは、株に関するサイトや本を見ていたらジャスダック(JASDAQ)という言葉が出てきて、ジャスダックってなんだ?と思った経験はありませんか?

似たような言葉が多くて、いまいちピンとこないんだよなぁ・・・と思っていませんか?

今日はジャスダックについて詳しく解説していきます!(^Θ^)

ジャスダック(JASDAQ)とは?

JASDAQ(ジャスダック)は、実は50年以上の歴史がある日本初のベンチャー・新興企業向けの市場です。
そして、かつては東証とは全く別の市場でした。

当初このJASDAQは証券取引所ではなく、証券会社の店頭で上場していない株の取引をする「店頭市場」という形をとっていました。

2004年、証券取引所に関する免許交付を受けて、店頭市場から東証のような証券取引所に形態が変わりました。

その後、大証(大阪証券取引所)・東証との合併を経て、JASDAQは東証の仲間になったのです。

ここで「ベンチャー・新興企業向け市場って、マザーズもあるよね?」と不思議に思ったかもしれませんが、
マザーズは元々東証にあり、JASDAQは後から入ってきた転校生のようなものなのです。

このジャスダック、実はスタンダードとグロースに更に市場が分かれています。
スタンダードとグロースはその会社の成長や将来性によってどちらに所属するか変わります。クラス分けみたいですね!

ジャスダック(JASDAQ)スタンダード、グロースとは

ざっくり分けると、スタンダードは会社の実績や規模重視、グロースは将来性重視です。

スタンダードは、グロースに比べてある程度利益を出している企業向けです。
グロースはスタンダードほど利益が出ていなくても、将来にかけて成長性が期待される、という会社向けです。

ですので、もしもあなたの気になる株の情報にJASDAQスタンダードと書いてあったら、「実績や規模が大きめの新興企業なんだな」と思い出してくださいね。

ただし!新興企業といってももう数年以上JASDAQにいる会社もあります。

それは会社の戦略だったり、市場変更の細かな基準に合致しなかったりと理由は様々ですが、
みんながみんなピカピカの新入生の会社ではない、ということも頭に入れておいてくださいね!
(`・Θ・)φメモメモ

ジャスダックと東証の違いは?

ジャスダックと東証の違いですが、先ほども解説したとおりJASDAQは東証の仲間になった市場です。
つまり、ほとんどの基準は東証全体と同じになります。

取引時間や値幅制限などを確認のため解説します。

ジャスダックの取引時間は?

ジャスダックの取引時間は、年末年始を除く平日の午前9時から11時30分、午後12時30分から3時の間です。

東京証券取引所は市場ごとに取引時間を変えることはしていません。
ですので、ジャスダックも東証の他の市場と取引時間は同じです。

東京証券取引所の取引時間について、こちらのページで詳しく解説していますので、良ければこちらも参考にしてくださいね。

ジャスダックの値幅制限は?

値幅制限とは、1日の株価の動きの上限と下限のことです。
株価によって上限額と下限額が違い、株価が増えれば増えるほど値幅も広がっていきます。

この値幅制限は、日本の証券市場で共通です。
ジャスダックだけ異なる、ということはありません。

ジャスダックの上場基準は?

上場する際の条件になる上場基準についてですが、ジャスダックのスタンダードとグロースでは、上場基準はほとんど変わりません。

1か所だけ、利益の額又は時価総額という項目がグロースにはないということのみです。

ジャスダックとマザーズとの比較では、比較する項目が同一ではないので断言するのは難しいところですが、あまり大きな差はないように思います。

東証一部の場合は、もっと厳しい基準になります。

ジャスダックとマザーズの違いは?

ジャスダック
ここまで東証と共通のものが多いと、「マザーズと変わらないじゃん」と思うかもしれませんね。

そう、マザーズも新興企業向けの市場なのです。
マザーズは新興企業向けですが、更に上の市場にステップアップすることを目指す市場でもあります。

対してジャスダックは、特にそのようなステップアップを目標にしている訳ではないようです。

もちろん、他の市場に指定替え(市場を変更する)こともあるとは思いますが、ずっとジャスダックにいる、という会社もあります。

ジャスダックは東証へ統合された経緯がありますので、結果として新興企業向け市場が2つできてしまった、といったところだと思います。

マザーズについて詳しくこちらにもまとめましたので、ぜひ読んでみてくださいね。

ジャスダックの株価の傾向を知る!指数はどんなものがあるの?

ジャスダック
株や市場の傾向を知るために、指数というものがあります。代表的なものは日経平均株価ですね。

ジャスダックにも、ジャスダック独自の指数があります。
色々種類があるようですので、見てみましょう。

ジャスダック指数

ジャスダック指数は、ジャスダックインデックスとも呼ばれます。
時価総額加重型という算出方法で出される指数で、基準値は100です。

ジャスダックはスタンダードとグロースの二つに分かれていますので、ジャスダック指数もスタンダードの指数とグロースの指数に分かれています。

ジャスダック平均

ジャスダック平均は、正式には日経JASDAQ平均株価といいます。

日本銀行・整理銘柄・外国株・不動産投信(REIT)を除いたジャスダック銘柄全ての平均を、日経平均株価と同じ方法で算出したものです。

ジャスダック指数と違って平均株価なので、単位は円です。

JASDAQ TOP20

JASDAQ TOP20とは、流動性や時価総額が比較的高い株20銘柄を算出対象にした指数です。

毎年1回、10月に選定(入れ替え)がされます。

クルーズやガンホー・オンライン・エンターテイメント、セリアなどが選ばれています。

JASDAQの上場企業はどのくらいあるの?

今度は、ジャスダックの上場企業数をちょっと見てみましょう。

2016年1月末の時点で、東証全体が3507社に対し、JASDAQ全体で789社でした。
うち、スタンダードが745社、グロースが44社です。

東証全体に占めるジャスダックの割合は約22%で、ジャスダック全体のうちスタンダードが約94%を占めているという結果になりました。

マザーズが東証全体に対して約6%でしたので、ジャスダックはマザーズに比べて上場している会社の割合が多いことが分かりました。

ジャスダックは様々な変遷を経て現在の形態になったという経緯がありますので、東証全体の2割を占めていても不思議ではないのかもしれません。

東証の新興企業向け市場(マザーズ・JASDAQ)に現在上場している会社の数は、全体の3割近くを占めている、ということになりますね。

ジャスダックの銘柄でお気に入りを探すには?

ジャスダックの銘柄は東証全体の約2割を占めていました。この中からお気に入りを探すのはとても大変です。

特にジャスダックというこだわりがなければ、株主優待の充実さや配当の良さで他の市場と同じくお気に入りを探すのも方法です。

ですがもしジャスダックにこだわるのであれば、株の情報サイトや証券会社のサイトでジャスダックのみを絞り込んで検索ができますよ。

よくあるのがランキングですが、そこで対象をジャスダックに指定して検索をかけると、ジャスダックのみでの順位が表示されます。
サイトによっては、更にスタンダードとグロースに絞り込むことができます。

意外と、「あ、ここジャスダックだったんだ!」って株が出てくるかもしれませんね。

まずはジャスダックの株にどんなものがあるかを知ることです。あなたのお気に入りが見つかるといいですね(^Θ^)

JASDAQ(ジャスダック)についてのまとめ

ジャスダック(JASDAQ)について様々なことをまとめてきましたが、いかがでしたか?

・JASDAQは元々店頭市場で、大証を経て東証に統合された
・スタンダードとグロースに分かれていて、スタンダードは実績・規模重視、グロースは将来性重視
・マザーズとの違いは、ステップアップを推奨しているかどうか
・ジャスダック指数、ジャスダック平均、JASDAQ TOP20などの指数がある
・東証全体でジャスダックの占める割合は約2割

ということが分かりましたね。

管理人かっぱも、初心者の頃に買った株がジャスダックで、「・・・アヒル?」と思ったことがあります(-Θ-;)調べてみると、結構歴史があって驚きましたよ。

ジャスダックやマザーズで混乱していたと思いますが、ちょっとでも分かってもらえたなら嬉しいです!

また次回も読んでくださいね!(`・Θ・´)ノシ

 

執筆者 かっぱ

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